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無月の宴  淡交より
今月は九月十三日は中秋の名月、旧暦の八月十五日です。予定をしていた月見は雨が降って、月が見えなくても、そのまま予定通り行い、そこには雨雲の向こうに見えないが月は必ずあると思って月見を行う、この月見を見えない月を愛でる「無月の宴」といい又、見えない月を思う事も風流と思えることである。忙しい今日そんな余裕がと、自分が決めた月見の形と異なっても柔軟に対応する心が感性が欲しいものであります。
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2019/09/10 12:55 | ■日々のこと
葉蓋の点前
夏の点前の一つに葉蓋の点前があります。
次期は七夕の時期に行うと良いでしょう。今年も先週に行いました。
これは玄々斎が考案し始められたお点前で、葉蓋用水指と蓋に本来は梶の葉を使用します。しかし、現在では梶の葉を使用することはなかなか難しいので、他の葉を使用することが多いです。例えば里芋の葉、ブドウの葉、その他大きめの葉です。変りも実際は準備が難しいです。葉の扱いがあり、使用した葉は茎を葉にさして、建水に入れますがそれは笹舟を想像されるようでこの季節によく合う景色になります。茶道は季節感をとても大事にしています。その時々でお点前を通して季節を感じています。
来週はもう一つの夏の点前洗い茶巾を予定しています。


2019/07/09 10:15 | ■日々のこと
朝茶事に参加して
六月初めに久々に朝茶事に参加しました。お茶事とはお客様をお招きして懐石料理をふるまい、濃茶、薄茶でおもてなし一日楽しんでもらう会のことです。この会で行われる茶道のお点前を日々お稽古をしているわけです。茶事には暁の茶事、朝茶事、正午の茶事、夜咄の茶事等々があります。茶事の前は、懐石、茶室、お道具、お花などご亭主が準備をしてお客様を迎えます。本来は茶事のテーマを決め今回は「梅雨」でした。そしてお道具を初座の掛物、後座の花入れ、濃茶の道具から炭、懐石、薄茶道具等取り合わせを考えます。会の進行は簡単に言うと待合、寄り付きから席入りすると、懐石料理がふるまわれます。主菓子を頂き、一度寄り付きに出て茶室を改めると再び席入りし濃茶、薄茶を頂きます。その折々にご亭主のもてなしぶりを感じながら、お心遣いに感謝の気持ちで過ごします。従って日々のお稽古はその割り稽古のようなものです。

2019/06/05 09:27 | ■日々のこと

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